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目次

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1. 私たちがつくりたい社会

私たちAlpaca.Labは、これまで解決できなかった社会課題に、新しいアプローチで取り組んでいます。研究者の持つ深い知見と、スタートアップの持つ実装力。この組み合わせが、社会課題を解決する新しいスタンダードになると信じています。私たちの使命は、その具体的な成功事例を創り、より多くの課題解決に貢献することです。

まずは、運転代行業界の変革から

最初の実証フィールドとして、私たちは運転代行業界を選びました。 人が移動する。この当たり前の行為の裏には地方特有の課題が潜んでいます。沖縄では飲酒運転による事故率が全国ワースト1位。その背景には、公共交通機関の少なさという構造的な問題があります。 全国約8,000社、市場規模約2,500億円の運転代行業界。しかし、価格競争、人材不足、アナログな業務管理という負のサイクルは、20年以上も続いていました。

本質的な課題へのアプローチ

私たちは、業界の構造そのものを見直すことから始めました。

まず、運転代行事業者の現場に入り込み、彼らの視点から課題を理解することに時間を費やしました。なぜ価格競争に陥るのか。なぜドライバーが定着しないのか。電話予約に頼らざるを得ない理由は何か。

そこで見えてきたのは、個々の事業者だけでは解決できない構造的な問題でした。業界全体を変えるには、すべてのプレイヤーが Win-Win となる新しい仕組みが必要でした。

この理解をもとに構築したのが、プラットフォーム「AIRCLE」です。単なる配車アプリではありません。

• 事業者向け：業務効率化と収益改善を実現するオペレーションシステム
• ドライバー向け：効率的な配車と適切な報酬を実現する配車システム
• 利用者向け：安全で便利な配車サービス

これにより、価格の適正化、業務効率の向上、サービス品質の改善を同時に実現。現在、300社以上の事業者が参加し、大きな成果を生み出しています：